10月23日(水)
だしの授業(5年生)


今日は栄養教諭による「だしの授業」がありました。
 

まずは印のついているみそ汁と、ついていないみそ汁を飲み比べます。

「印の方は魚っぽい味がする」「印がない方はやさしい味がする」
「印がない方は味がうすい」など、色々な意見が飛び交っています。

何が違うのでしょうか?
印がついているものは、
だしの入ったみそ汁、
印がついていないものは
お湯にみそをといただけのみそ汁でした。

「だしがあるだけで全然違う!」と
驚いた様子でした。
だしの種類について、
「かつお!」「昆布!」などよく口にする
食材から、「とんこつ!」という声も
聞こえました。
また、五味を学習し、
うま味を英語で「UMAMI」ということに
「UMAMI〜!?」と
これで世界で通じるということに
驚いていました。

日本にうま味を感じる食材が
たくさんあることを学習しました。
そして、だしの取り方について、
目の前で実際に見て学習しました。

煮干しは頭とはらわたの
苦いところを取ってだしを取ります。
弱火でじっくり加熱すると、
良いだしが取れます。
昆布などのかたい食材も同じです。
かつお節はとてもかたいのでまずは
器械で削ります。
削った後は、ふっとうしたお湯に、
1〜2分だけ入れます。

かつおや煮干しと違って薄いので、
さっと短い時間でだしが取れます。

実際にだしを味わいます。
かつお、煮干し、昆布の3種類のだしを
味、風味、香り、色の違いを比べながら味わっていました。
給食で使われているだしも
献立表を見ながら学習します。
赤い丸はかつおのだし、
緑の丸は昆布のだし、
青の丸は煮干しのだし、
2色混ざっている丸は合わせただしです。

給食では料理に合わせてだしを
使い分けていることが分かりました。
 最後に、お店で売っているだしについて
学習しました。
「だしなのに、食塩が一番多い!」
という声や、
「最後の方のカタカナのやつなんやろ」
という声が聞こえてきました。

だしの素を使うときは
食塩の摂りすぎに気を付けることなどを
学びました。

だしについて、種類や取り方、味の違いなど、
いろんなことを勉強することができました。

大人よりも味覚が繊細な子どものうちに、「本物の味」を味わってほしくて、
給食では素材からだしを取っています。
普段の給食でも、「なんのだしかな」と考えて食べてみるのも
いいかもしれませんね。
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