県立美術館出前授業(5年生)
1月28日(火)
 
 県立美術館の学芸員の方に来ていただき、鑑賞の出前授業を行いました。県立美術館の名前は聞いたことがあるけれど、行ったことがある児童はほとんどいませんでした。
 まず、どこにあるのか、どんなものが展示されているのか、どんな仕事をしているのかなど教えていただきました。美術館では、作品の保存のために、湿度や温度の管理がとても重要なことを知りました。
次に、作品の鑑賞です。じっくり絵を見て、気づいたことを発表しました。

〈1枚目〉
・犬がテニスのボールを追いかけている。
・女の人が拾おうとしているのを、走ってきて取ろうとしている。
・右側の2人は親子で、応援に来ている。
・小屋の中からのぞいている人がいる。

「両手を頭の後ろにしている人は何をしている?」
・はちまきをしている
・髪の毛をくくっている。
・ボールを落としてしまって、知らんぷりしている。

など、楽しい意見がたくさん出ました。
〈2枚目〉
「何の生き物がかかれているでしょう?」
・ざりがに
・かに
・たこ
・かたつむり
・赤いのがたこで、黒いのは墨・・・

作品のタイトルは「赤いタコ」でした。海外から作者が訪れ、明石のたこと鳴門の渦潮をかいたと言われてるそうです!

〈3枚目〉
「何かこの絵で不思議なことはない?」
・みんな同じ顔
・みんな裸足、冬服を来ているのに・・・。

このなぞは、自分で調べてみましょう!
【児童の感想】
・色んなことが想像できる絵をたくさんみれて、とてもおもしろかったです
・1つの作品なのに、何個もの考えや思いがあって、とても楽しかったで す。
・作品に、かびが生えないように、虫がわかないように、温度調節をして ることもびっくりしました。
・自分の意見だけではなく、他の人の意見も知れて、たくさんの気づきが ありました。
・こんなに絵が不思議だなと思ったのは初めてかもしれません。美術館に行って、絵をじっくりみてみたいです。
  鑑賞の出前授業を通して、絵をじっくり見ることの楽しさや、人によってみえ方が違い、自分の感じたように見ても良いことを知ることができました。美術館に興味を持った児童も多いようです。
 兵庫県立美術館へ足を運んでみたくなりました。